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27ドルのスマートウォッチでClaudeを使ったハッキング

スタッフエンジニアがClaudeとオープンウェイトモデルを使って、27ドルのオープンソーススマートウォッチPineTime用のカスタム文字盤を開発。AI支援によるファームウェア開発が身近で楽しいものであることを証明した。

August 20, 2026· 1 min read
27ドルのスマートウォッチでClaudeを使ったハッキング

PineTimeは27ドルのスマートウォッチで、オープンソースのファームウェアで動作する。以前から存在していたが、Steve RuizがESP32デバイスをClaudeでハッキングしたという最近のツイートに触発され、StravaのスタッフエンジニアであるMike Kasberg氏は、引き出しからPineTimeを取り出し、AIコーディングエージェントで何ができるかを試してみた。

目標はシンプルだった。levelsioがApple Watch用に作ったCasio風の文字盤に触発されたカスタム文字盤を開発することだ。PineTimeは、安価で、ドキュメントが充実しており、高速なフィードバックループを提供するシミュレータ(InfiniSim)があるため、AI支援開発に最適なターゲットだ。ファームウェア(InfiniTime)はシンプルで、必要なものを自分で追加する必要があるため、実験に最適だ。

Kasberg氏は実際にはほとんどの作業でClaudeを使用せず、Kimi K3 & K2.6やDeepSeek v4 Pro & Flashなどのオープンウェイトモデルを搭載したOpenCodeを使用した。まずInfiniSimをクローンし、Ubuntuでビルドを動かすことから始めた。次に、AIにCasioの文字盤の写真を与え、既存のInfiniTimeの文字盤を出発点として、それを再現するよう依頼した。

最初の試みは粗雑だった。AIがサイズと配置を推測したため、テキスト要素が重なり、読めなかった。しかし、それは出発点だった。Kasberg氏は反復的に、特定のフィードバックで一度に1つの要素を修正した。また、画面の静的パーツをコードで構築するのは無駄だと気づき、フルスクリーンの背景画像に切り替え、動的パーツのみをプログラミングすることにした。

それはシミュレータでは機能したが、実機ではPineTimeの限界が露呈した。240x240の画像をBluetoothで転送するのに約10分かかり、画面の更新には1〜2秒かかった。ウォッチは画像全体をメモリに保持できず、ファイルシステムからストリーミングする必要があるためだ。数時間で構築した文字盤としては許容範囲だ。

Kasberg氏はコードをGitHubにプッシュし、AIにAGENTS.mdファイルを生成させて、他の人が始められるようにした。彼は、趣味のプロジェクトという低リスクな環境が迅速な反復を容易にし、物理デバイスのファームウェアに取り組むことはやりがいがあると強調している。

結論:AIコーディングエージェントは、Webアプリやバックエンドサービスだけのものではない。特にターゲットプラットフォームに優れたドキュメントとシミュレータがある場合、組み込みおよびファームウェア開発にも効果的だ。PineTimeは、このワークフローを実験するための安価でアクセスしやすいプラットフォームだ。

低リスクな環境(本番コードではない)のおかげで、何でも試して素早く反復できる気がするし、完成したら手に取って使える物理デバイスのファームウェアに取り組むのは本当にやりがいがある!
Manul X 編集部