「コンテンツクリエイター」という呼び方はやめよう
現役エンジニアが、「コンテンツ」という言葉が創造的労働を商品化していると論じ、「ブロガー」や「著者」といったより誠実な代替案を提案する。

自分を「コンテンツクリエイター」と呼んだり、読者を「トラフィック」と呼んだことがあるなら、考え直す時だ。この記事の著者(元Googleエンジニアで独立して自身のビジネスを運営している)は、仕事を表現する言葉がその仕事に対する考え方を形作り、しかも必ずしも良い方向に働くとは限らない、と説得力を持って論じている。
「コンテンツ」の問題点
「コンテンツ」という用語は、ビル・ゲイツが1996年に発表したエッセイ「コンテンツは王様」で、インターネットが創造的労働を商品化すると予測した後に広まった。それ以来、ビジネススクールの専門用語が、エンジニア、ライター、アーティストが自分の成果物を表現する方法に浸透してしまった。ミケランジェロの『ダビデ像』を「コンテンツ」と呼ぶのは馬鹿げているが、ブログ記事、動画、ソフトウェアのドキュメントを同じ汎用的なラベルでひとくくりにする考え方は、それと大差ない。
著者は、個人事業主が集まるインディーズビジネスカンファレンスに参加した際、「価値を獲得する」「流通を拡大する」「生涯価値を高める」といった言葉で語る参加者たちを見て、顧客を人間ではなく収入源として扱う言語に違和感を覚えたという。この気づきが、彼に「企業用語を使うのをやめ、正直な言葉を使おう」という個人的な転換をもたらした。
代わりに何と言うべきか
「コンテンツ」の代わりに「ブログ記事」「チュートリアル」「ドキュメント」と言おう。「トラフィック」の代わりに「読者」や「ユーザー」と言おう。「エンゲージメント」の代わりに「コメント」や「フィードバック」と言おう。この変更は単なる言い換えではない——あなたと読者との関係を再定義する。訪問者を「トラフィック」と考えると、クリック数や指標を最適化するようになる。彼らを「読者」と考えると、信頼と価値を最適化するようになる。
著者は、有料顧客が舞台裏の記事を読んでいると指摘する。彼らが「トラフィック」と呼ばれたり、より多くの「生涯価値」を得るための策略の対象にされることを喜ぶだろうか?おそらく喜ばない。
自分の言葉を選ぼう
重要なのは言葉を取り締まることではなく、その言葉を自分で選んだのか、それとも他人に押し付けられたのかを問うことだ。ソフトウェアのチュートリアルを書いているなら、あなたは教育者だ。オープンソースツールを開発しているなら、あなたはメンテナーだ。ブログを運営しているなら、あなたはブロガーだ。これらのラベルは、「コンテンツクリエイター」という濁った言葉よりも、はるかに尊厳と正確さを備えている。
文章を書くエンジニアにとって、これは言葉が重要であることの再確認だ。次に自分の仕事を「コンテンツ」と呼びたくなったら、自問してみよう:もしビジネススクールの教科書みたいに聞こえようとしていなかったら、これを何と呼ぶだろう?
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